映画・ドラマゆるレビュー【2017/秋・冬】
映画とドラマの感想の備忘録と推薦文を兼ねた趣味の文字列です。
目に留まったものがあれば観てくれるとうれしいな~という気持ちで書いています。
ベスト、ワースト、良い~普通、普通~悪い、に分けて個人的な評価と意見を述べます。推しは贔屓します。適当に参考にしていただけたらうれしい。書いてある順番は順位ではありません。多分観た順です。
2017初回
秋、冬はなぜか(ジャニーズにハマっていたからです)観たものが少なかったのでまとめました。
ベスト
御法度
エモーショナル度 ★★☆
美少年度 ★★★★★
新選組度 ★☆☆
言わずと知れた龍平さんのデビュー作……ですが、そう思っているのは私が好きだからなだけかもしれない、ということでプロモーションします。はい、松田龍平、めっちゃくちゃ美少年……。この松田龍平を見るという目的だけでもこの映画観る価値ある。美少年という言葉では言い表しきれない……。この頃15、6歳。デビュー作で中学上がったばっかりの子がいきなり時代劇でしかも衆道モノですよ。そう、これ衆道の話なんですね。それをよくもまあこんな妖しき魅力ふりまいて演じ切ってますよね。前髪の妖しき美少年、加納惣三郎(松田龍平)が新選組に入隊したことで男たちが翻弄され狂っていく話なので、主人公が美少年じゃないと話にならないんですけど、ここまでの『美』をよくぞキャスティングしてくれました。拍手。最高です。龍平さんこれでデビューした後、バレンタインに段ボール何杯とかチョコが来てたらしい(そりゃ来るわ~!)。ちなみにだんだら羽織着てないし政治的な話やチャンバラがメインじゃないので、新選組みはあんまりないです。では、この映画でカンヌに行った夜、ホテルで共演の浅野忠信にピアスを開けてもらう話はまた別の機会に!!
その夜の侍
キッツイ度 ★★★
きたない度 ★★★
何か得られるかもしれない度 ★★☆
これは暗くて悲しくて暴力もあるしキッツイ映画で、普段の私なら悪かったほうに分類するところなんですが、なぜかこれはすごく良かった寄りに心に残っています。でもやっぱりキツイ映画だったし、何が良かったんだろう、わからないんですけど、何かが刺さりました。だから観て何か得られたものが明確な言葉にできる人がいたらそれを教えてください。「あ~それだ!」って言います。きたない度は、常になんか汗だくだったり泥まみれだったりびしょ濡れだったり汚部屋だったりが出てきてたのでつけたんですけど悪い意味ではないです。私はそういう演出が好きなので「きたなくてよかった!」の意です。良作か駄作か、人によって大分意見が分かれそうな作品ですね。あと笑わない堺雅人が好きですね~。堺雅人の笑顔も大好きですけど。
鍵泥棒のメソッド
笑える度 ★★★
キャスティング ★★★
オチ ★★★
これは綺麗なコメディ映画!!テンポがいいし、伏線回収、オチが綺麗。キャスティングもいいです。脚本、起承転結がちゃんとしている。入れ替わりに恋愛やハプニングも絡んでくるのですが、わかりやすい。演出もいい!ちょっと水嶋さん(広末涼子)にデートの薮下依子みを感じたのもあり、古沢良太?と思ったのですが内田けんじさんでした。さらっと観れるしとても面白いのでオススメです。万人にオススメできる映画ってこういうのですね。
るろうに剣心(実写)
ビジュアル ★★★
殺陣かっこいい度 ★★★
再現度 ★★☆
るろ剣!!!!浪漫ですね。まずビジュアルがいいです。緋村剣心に違和感がない!あの髪型髪色赤着物で「おろ?」とか言っちゃうんですけど、佐藤健ならいけるんですね。抜刀の構えも再現度高いと思います。傘をかぶって口元だけ見えているとほんとに女の子みたい、美人。それで目力がすごいから、華奢なのにめっちゃ強いって設定に説得力がある佐藤健。あと斎藤一(江口洋介)がめちゃめちゃカッコイイです。進藤先生……。蒼紫様(伊勢谷友介)も、ロングコート似合いすぎ。伊勢谷友介がロングコート着ている画像大好き……。原作は映画でいうと2作目途中までしか読んでないんですが、結構再現度高いんじゃないかなーと思ってます。原作のバトルシーンは意味が分からないので再現度とかはないんですが、映画の殺陣はかっこよかった。先生は書類送検されてしまいましたがそれとこれとは別なので、ぜひ観てください。リンクは2、3作目。
散歩する侵略者
ドキドキ度 ★★★
メッセージ性 ★★★
キャスティング ★★★
これは私の好きな男が出ているし好きなジャンルなので完全に贔屓目で語ってると思います。それは許してください。でも本当に面白い!さすがは黒沢清監督。宇宙人が地球を侵略しに来た、という一歩間違えれば子供向けのような内容に説得力があるし、危機感すら覚える。今私が信じているものは本当なのか?当たり前に生きているこの世界が続いていく保証は?という根本的なことに対する疑問を提示された気がします。キャスティングはありがとうの一言なんですが、まず宇宙人役に松田龍平って最高ですよね。ありがとうございます。あと高杉真宙の顔面の説得力といったらないよ。そりゃあの顔面で協力してって頼まれたらするよ。長谷川博己演じる桜井は、映画を観ている私たちと同じ目線で映画の中に居てくれます。私たちの疑問をそのまま宇宙人に投げかけて、答えを受け取り、私たちがとるべき行動してくれる。わかりやすい!ありがとう!おかげでとっても面白かったよ!長澤まさみさんは「あー、こんな人いる!」って感じで、「いる感じ」の人がどんどん現実から遠ざかっていくような、非現実を現実として受け入れていく様子が印象的でした。最後のシーンは、私でもこうするのかもな、と思った。恒松さんはこの映画で初めて知ったんですが、狂気じみた楽しそうな演技がとてもお上手でした。同い年と知って生きる気力をなくすところでした。血塗れセーラー服かわいかった。とにかくみんな観てね。
ヒメアノ~ル
不気味さ ★★★
前半と後半のギャップ ★★★
手に汗握る度 ★★★
これはすごーーい!!!!とにかく予告編をみてくれ!!前半と後半のギャップがものすごくて「違う映画か?」ってなる。でも繋がってるから、日常と狂気の境い目が曖昧になるというか、なんというか……。前半は明るいし面白くてそこだけでコメディとして成立しているんですけど、実はその中にも狂気が潜んでて、後半あれよあれよと恐ろしいことに……。怖いんですが、最後ちょっと切なくて、あたたかさもある不思議な映画でした。濱田岳とムロツヨシをそこに持ってきてくれて正解です、ありがとう。99分と短めでテンポよく進んでいきます。私は喰いタンのときから森田剛くんが好きだったのですが、涼介くんとは全然違う剛くんでした(涼介くんは喰いタンに出てくる人です)。剛くんはどう見てもガラが悪いのでこういう役似合いますけど、本当は優しい子なのでそこんとこよろしくお願いいたします。
天地明察
感動度 ★★★
胸キュン度 ★★☆
画面の前で応援したくなる確率 ★★☆
御明察ーーーー!!!!(ガッツポーズ)がんばれ!がんばれ!って言いたくなる。普段あまり観ないジャンルだしあまり期待せずに観始めたんですが、泣いた。良い話だった。前にも書いた気がするんですけど、歴史ものでも「あまり知られていない先人の努力」系だと説明が多いのでわかりやすいんですよね。時代劇の定番系は説明してくれないですから。胸キュンは本来嫌いなもの部類なんですが、(恋愛ものが好きじゃないから)これは好きなやつだった。不器用で健気でいつまでも待たせちゃうやつ……。歴史ものは自分の感情と切り離して見やすいからいいのかもしれないですね。
その他、良かった~普通寄りの作品
植木等とのぼせもん
なんとなーく観始めたのですが面白かった。さすがNHK!私は植木等を知らない世代ですが、知ってる両親はもっと楽しそうに観てました。
ツレがうつになりまして。
かくありたいものです。温かい映画。良い夫婦。ちょっと泣いた。王道の構成ですね。
本能寺ホテル
軽くサラッと観れて、笑えるけどちょっと泣ける!これぞエンターテインメント映画って感じ。みんなが知ってる本能寺の変だし、織田信長だし、みんな知ってる常識を「実はこうかも?」って捉え直すやつ、面白いんですよね。あと「あーそっちに行っちゃダメだよ!」って言いたくなるような、こっちには結果がわかってるのにやってしまう、そういう演出もベタだけど、アニメ的な一種の定番の美学のような演出ですよね、そういう観てるひとが面白いと思うポイントを押さえててすごいなーって思いました。私はどの立場で書いてるんだろう?
キサラギ
怒涛の伏線回収!!!!古沢良太脚本の映画で一番面白いのはこれだと思います。三丁目の夕日は観てないですけど。
宇宙兄弟(実写)
普通でした。あんな共同生活は死んでもしたくないと思った。
眩 北斎の娘
なんともいえないエモーショナルな画面のドラマでした。ああいう女が好き。煙草吹かして着物がはだけた、それを気にもしていない髪がぼさぼさの宮崎あおいの色っぽさよ。あと「長髪の松田龍平いろっぽ……」っていうIQ5くらいのメモが残っていました。再放送見逃したんでもっかいやるかDVDにしてくれ。
刑事ゆがみ
いいぞ最近のフジテレビ!!!!まーた安易にバディものを、とか思いつつ屈する。
謝罪の王様
オムニバスっぽくなってていいですね。全然関係ないと思っていたことが繋がったりするの好きです。EDがポップ。
ふたりモノローグ
かわいい……。かわいい!このドラマはとある界隈の人しか観ていないと思うのでもっと広まってほしい。福原遥ちゃん声がとてもかわいい。顔もかわいい。
おんな城主直虎
政次(高橋一生)が死ぬところがピークでしたよね。死んでからキャラソンが出る大河ドラマの登場人物初めて見たもん。森下女史はひどいことを平気でするので私はすぐ泣きました。かしら演じる柳楽優弥の役と衣装が良すぎて、柳楽優弥にどうしようもない感情を抱えるようになってしまった。どうしてくれるんだ。八重歯が素敵です。最終回見逃したんですけど。公式サイトが閉じてて貼るところがないのでウィキペディア貼っときます。
喰いタン
リアルタイムで観てたんですけどさすがに忘れたし、懐かしい思いをしたくて観てみました。なつかしかった!高野さん(東山紀之)と涼介くん(森田剛)はおねロリの関係性。まだ公式サイトあるんだ。
COSMIC RESCUE ‐The Moonlight Generatons‐
カミセン映画。アイドル映画なので期待はしてなかったんですが、普通くらいの感じで観れました。三人とも若い!俳優として活躍し始めてからの准ちゃんは重めの役が多いですけど、これは茶髪でチャラッチャラしてるのが見れるよ。カミセン映画はあるのにトニセン映画はない辺り昔の扱いの差を感じる!でも最近はトニセンで舞台とかもやりましたからね、頑張りましたよね。タイトルのCOSMIC RESCUEは通称コスレスと言われる楽曲でして、アイドルらしいさわやかな曲なのでぜひ聴いてください。
COSMIC RESCUE - The Moonlight Generations - - 作品 - Yahoo!映画
ワースト
CASSHERN
何なの度 ★★★
CG ☆☆☆
最後まで観れない確率 ★★☆
どうしたどうした!?何があったんだ!?映画の製作中に辛いことでもあってチームの全員が自暴自棄になってしまったのか!?最後まで観れなかった。寝た。意味が分からない。世界観に全然ついていけないし、テンポがスローで眠い。暗いし。あとCGが最悪だ。どうしたんだよ。衣装もよくわからんし。なんか自己満足で作ったんじゃないかなって感じですね。高校生の自主制作ならいいでしょうけどさ。まあ半分しか観てないですけど……。キャストはそこそこ豪華だし、なんでこんなことになってしまったのか、謎です。タイトルは「キャシャーン」と読むそうです(今知った)。
その他、普通~悪かった寄りの作品
俳優亀岡拓次
笑える感じかな~と思って観たら、結構概念的なシーンとか多くてわかんなかったっす。単調でちょっと盛り上がりに欠けるかな~。途中で飽きちゃった。
アフタースクール
私の理解力が乏しいだけかもしれないんですが、伏線回収されてもなんか、はあ、そうなんだ?って感じで終わった。もうちょっとハッピーな方がいいし……。謎を考えながら観ることが好きな人にはいいのかなあ。佐々木蔵之介はかっこいい。
ホノカアボーイ
ゆったりした映画が好きな人にはオススメ。私みたいな人はダメですね。
亜人
地元の試写会当たったんで行きました。アクション映画かなあ。最後のシーンがほんと意味わかんなく笑ってしまった。予告めっちゃカッコイイ。
ホールドアップダウン
V6映画。病気のときの夢……?意味わかんなすぎて怯えてしまった。ある種ホラーだと思います。岡田がずっと凍っていて怖い。
ディストラクション・ベイビーズ
ひたすら暴力の映画。なんなんだ!みてらんねーよ!結局何がしたかった映画だったんだろうか。
ハードロマンチッカー
暴力とセックスの映画。この頃、暴力とセックスの映画嫌いなのに暴力とセックスの映画を借りてしまう病気だったんですよ。松田翔太は顔が良いので悪いことすると怖いんだよ。金髪かっこよかった。
信長協奏曲(映画)
公開当時、観に行った友人が「小栗旬のプロモーションビデオだったよ!」と言っていたのですが本当にそうでした。時折面白くないギャグが挟まるのに耐えられない。あとこれドラマの続きなの?そういうことは早く言ってくれ。
信長協奏曲(のぶながコンツェルト) - 作品 - Yahoo!映画
壬生義士伝
幕末切な系の王道かな。悲しい。組!ファンとしては堺雅人が沖田総司なのでオッ!となりました。
ハードラックヒーロー
まあアイドル映画ですね。ホールドアップダウンよりはこっちのがいいです。
これで2017年に観たもの書き終わりました!!たくさん観たなあ。
あと、書いていたら私はいつから松田龍平のことが好きだったのかよくわからなくなってきました。最近ハマったつもりだったのにな?
気になったものがあればぜひ観てくださいな~